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自然を自然のままに残すために

インドアカタチ / 一湊 -15m
「一湊タンク下」と呼ばれるダイビングポイントは-10mぐらいまで降りると真っ白い砂地となる。
この砂地の泥化がこの数年間で、著しく進んでいる。
それまで絶対に見られなかった砂泥底に多いヤツシハゼの仲間が沢山見られるようになったかと思えば、とうとう泥環境の代表的な魚であるインドアカタチまでもが出現してしまった。
ダイビングポイントの泥化が進んでいる!というとそこに流れ込む一湊川上流の開発の影響などを疑い、すぐに環境問題と結び付けたくなるのだが、幸運な事にこの川の上流ではそのような事実はない。
ではなぜ泥が溜まってきたのだろうか?
主な原因のひとつはここ数年、このポイントが大きく時化ることがないからではないかと考えている。
もともとこのポイントの最奥部は隣接する漁港の堤防の影響もあってか、静かな入り江のようになっており、一湊川からの砂や泥が溜まりやすい。
しかし、これまでは適度な時化が水中を掻き回し、溜まった泥を吹き飛ばしていたと思われる。
ところが、ここ最近は台風もなかなか直撃してくれないので、大きく海が荒れ、水中を掻き回すこともないので、泥が溜まったまま吹き飛ばされず残り、堆積していくのではないだろうか?
ある程度の大時化は自然を自然のままに残すためには必要なことなのだ。
無効分散する魚たち

チョウチョウコショウダイの幼魚 / 一湊 -10m
伊豆や紀伊半島など温帯域の海は秋が面白いと聞いている。
それは黒潮に乗ってカラフルな南の魚たちがいろいろと流れてくるからだそうだ。
その多くは幼魚でしばらくはそこで育つが、冬になり水温が下がると死んでしまう。
これを昔は「死滅回遊」と言っていたのだが、実際は回遊して本来の分布域へ戻るわけではなく、言葉として適切ではないということで、現在は「無効分散」とよばれている。
これらの魚たちは単純に沖縄から流れてくると思いがちだが、黒潮は台湾と与那国島の間から沖縄本島や奄美大島などを避けるように東シナ海を北上し、屋久島近海で太平洋側に流れ込むので、四国や本州の太平洋側の各温帯域に無効分散する魚たちのメイン供給地は屋久島近海だと考えるのが自然だ。
クマノミやツユベラ、カンムリベラやミナミハコフグなどダイバーの間で人気のある魚たちの多くは、屋久島産まれかもしれない。
そんな無効分散する魚たちの供給元である屋久島だが、当然、屋久島にもさらにもっと南から流れてきて成魚になることなく死んでしまう魚たちがいる。
つまり、ここ屋久島にも無効分散する魚たちは存在するのだ。
チョウチョウコショウダイ、アカメハゼ、イロブダイなどがそんな魚たちで、これらは黒潮の発祥元である台湾近海から流されてくる連中だと考えられる。
こうした魚たちは屋久島では四国や本州の太平洋側の各温帯域よりも一足早く、初夏から真夏にかけて流れてくる。
黒潮が完全に接岸する7月上旬がその時期だ。
つまり屋久島の海は秋よりも夏が面白いのだ。
天然の漁礁

ウスサザナミサンゴ群落 / 一湊 -8m
屋久島のサンゴというとホームグラウンドの「一湊タンク下」にある国内屈指の規模を誇るハナガタサンゴ類の群落が有名だが、そのスグ横に広がるウスサザナミサンゴ群落もとても見事でなかなかの規模だ。
ハナガタサンゴ類は近年、ポイント全体の泥化に伴い、だんだん元気を失いつつあるが、ウスサザナミサンゴは今も元気でますますその勢力を広げている。
スグにボキボキと折れそうな一見弱そうなサンゴに見えるが、実は環境の悪化には強いのではないかと思う。
色彩的にも綺麗で規模的に貴重なだけにハナガタサンゴ類がどうしても注目を浴びてしまうが、実はこのウスサザナミサンゴの群落周辺の方が圧倒的に魚影は濃い。
このサンゴにはコブシメが卵を産みつけ、サンゴの上にはカブラヤスズメダイ、クロヘリイトヒキベラ、ミスジチョウショウウオ、ゴマハギなど多種多様な魚たちが集まり、とても賑やかだ。
これはこんもりと山のように連なり隠れ場所のないハナガタサンゴ類に対し、ウスサザナミサンゴには魚が隠れることができるような場所が沢山あるからだ。
少し乱暴な言い方になるが、ハナガタサンゴ類が消滅してもこのポイントの他の魚たちに目に見える大きな変化はないが、ウスサザナミサンゴが消滅してしまうことがあれば、一気に魚影が薄くなり、ダイビング・ポイント全体の華やかさも失われてしまう可能性は大だ。
ウスサザナミサンゴ群落はこのダイビング・ポイントにおける天然の漁礁なのだ。
初夏の兆し

クロメガネスズメダイの幼魚 / 吉田 -8m
冬から春にかけて何となく寂しく地味に感じる水底が、6月ごろから急に華やいでくる。
これは4-5月に繁殖行動を始めた各種スズメダイたちの幼魚が一斉に見られ始めるからだ。
ヒレナガスズメダイ、イチモンスズメダイ、ルリホシスズメダイ、クロメガネスズメダイなどの幼魚が溶け始めた海藻の陰から、チョロチョロと顔を出す。
6月の屋久島の海は黒潮の完全接岸を目の前にして、黒潮が寄ったり離れたりを繰り返すため、透明度の良い日と悪い日の差が激しい。
透明度が落ちる時は浮遊物の多い黒潮の縁が屋久島に接しているときで、海中は浮遊物が多く、溶け始めた海藻が汚らしく舞うため、視界の悪い日が結構あったりする。
そんなときは、否応なしに僕の目は水底付近にいる小物を探し始める事になる。
解けたり、千切れたりしてユラユラ揺れている海藻の陰からチラチラ見える綺麗なスズメダイの幼魚たちを見つけると、まるで宝物でも見つけたかのような高揚感が湧き上がり、過去に何回もカメラを向けたスズメダイでも、嬉しくてついつい何枚もシャッターを切ってしまう。
「海の中の宝石探し」というと、様々な色彩やデザインが見られ、その美しさからウミウシがダイバーの間では有名だが、スズメダイの幼魚もなかなかのものだ。
成魚になると地味になってしまう種類も多く、幼魚期の短い期間だけ最高の輝きを放つ。
こうしたスズメダイの美しい幼魚たちが水底を華やかに演出し始めると、夏はもうスグそこまで迫っている。
桜の咲く頃に・・・
屋久島の海には四季があり、春には春の風物詩がある。
春の海中は動きや変化が一年のうちで最も多いので、例を挙げるとキリがないのだが、その代表的なものがアマミスズメダイの幼魚だ。
アマミスズメダイはスズメダイの仲間としては珍しく、冬季に産卵を行う。
水温がかなり落ちて、他の魚たちの活性が鈍い中、このアマミスズメダイの成魚たちだけは活発に動きまわり、求愛や産卵を行う。
そして春にはダイビング・ポイントの至るところで、このアマミスズメダイの小さな幼魚を目にするようになる。
ちょうど3月上旬から咲き始めた山桜が完全に散り、今度は里のソメイヨシノが満開になる4月中旬がそのピークだ。
ちなみに寒暖の差が比較的少ない屋久島では、ソメイヨシノの開花は全国に比べやや遅い。
成魚はスズメダイとしては大型種に属し、地味な部類の魚なのだが、幼魚時は腹ビレや尾ビレの付け根などが蛍光ブルーに染まり、頭部に入るV字の蛍光ブルーラインも美しい。
この綺麗な幼魚が点在する様子は散りばめられた星を見ているような感覚だ。
この海の中の蛍光ブルーの桜が満開になる頃、これに遅れてようやく他の魚たちの繁殖も盛んになってくる。
夏ももうスグそこまで迫っている。
暗い水中に最初の灯をともす妖精。
ベラ科に属する魚でイトヒキベラという魚がいる。
この仲間には日本産のものが10種いて、オスの求愛時の体色がとても美しいので一部のダイバーの間では根強い人気がある魚たちだ。
イトヒキベラの仲間は英名では「フェアリーラス(Fairy-wrasse)」と呼ばれている。
「Fairy(=妖精)」を充てたネーミングのセンスは素晴らしい。
確かにイトヒキベラの仲間は暗い水中に輝く妖精のような魚だ。
屋久島ではこのうち、極端に深い水深で見られるヤリイトヒキベラ以外の9種が-30m以浅の水深で見られ、ゴシキイトヒキベラ以外の8種は幼魚から成魚まですべてのステージが生息しており、時期になると活発な求愛や産卵行動が見られる普通種だ。
これらの多くは水温の上昇と共に求愛を始め、繁殖期に突入していくのだが、その先陣を切るのがクレナイイトヒキベラだ。
まだ水温も低い毎年4-5月になると-30m付近の斜面で紅(くれない)色に染まったオスがすべての鰭を広げて、メスの間を縫うようにして滑空し、求愛する姿が見られる。
やや水温の低い時期の方が活発なようで、水温の上がり際と下がった直後の頃、つまり春と秋が最も繁殖が盛んな時期だ。。
どうも、このイトヒキベラは温帯寄りの種類のようで、未だ活発ではない他の亜熱帯系のイトヒキベラたちを尻目に、こいつらだけが元気よく泳ぎ回っている。
実際、屋久島よりも南に下ると、この魚は極端に少なくなる。
クレナイイトヒキベラの存在は、屋久島近海の海が南西諸島の一角を占めるとは言え、まだまだ温帯色が強い事を明示している。
完全に黒潮が接岸していないこの時期の屋久島の-30m付近はまだ暗く寂しい。
そんな水中に最初に灯をともし、派手に演出してくれるのがこのクレナイイトヒキベラという美しい妖精だ。
ボーンフィッシュ
毎年3月になるとソトイワシの群れが一湊のダイビングエリアに入り込み、-15mぐらいの砂地に200匹くらいが溜まって、連日狭いエリアを遊泳しているのが見られる。
いわゆる「春の風物詩」のひとつだ。
このソトイワシ、大西洋、太平洋の赤道付近の亜熱帯域を中心に分布しており、日本でも稀に釣れるようだが、味も不味く、骨が多いため、好んで食べられることもなく、その名前もあまり知られていない。
ところが海外では「ボーンフィッシュ」と呼ばれ、近年愛好者が増えつつある海のフライフィッシングの好ターゲットとして人気があり、フライフィッシャーの間ではとても有名な魚だ。
フロリダやクリスマス島、そしてカリブ海の島々などが釣り場として有名で、特にバハマは聖地とされているようだ。
これらの地域ではボーンフィッシュが生活の中にも息づいていて、バハマの10セント硬貨の中では2匹のボーンフィシュが泳いでいるし、キューバではボーンフィッシュを図案化した切手があったりする。
その生態は今ひとつ掴めないのだが、フライフィッシャーたちは産卵の為に浅場に大挙して押し寄せるボーンフィッシュを狙うらしいので、屋久島でも産卵期は河口付近の浅場などもっと浅いエリアにいるのかもしれない。
日本でもカリブ海の島々のようにフライでボーンフィッシュが狙える!などといって、大挙、日本のバハマ・屋久島に世界中のフライフィッシャーたちが押し寄せてきたら困るので、この話はこの辺で・・・
チューリングの夢を叶えた魚
生き物の体の模様には様々なパターンが見られるが、これを真面目に考え、生き物の模様形成に統一的なメカニズムがあることを提唱した学者さんがいる。
「チューリング・パターン」と呼ばれるその概念は、1952年にイギリスの代表的な数学者でコンピュータ科学の生みの親でもあるアラン・チューリングによって提唱された。
生き物の体の模様には濃淡があって、これが縞模様や斑点模様を作っているわけだが、この濃い部分と淡い部分はお互い助け合って共存しているため、どちらが欠けてももう一方の存在が危うくなるそうだ。
結局、濃淡のお互いの細胞が共存しながら増殖していくと、最後は熱帯魚のような縞模様に落ち着き安定する。
これが「チューリング・パターン」の概念で、実際、コンピュータを使ったシュミレーションではこの模様形成の過程がチューリングの導いた微分方程式によって簡単に再現できる。
美しい模様の裏には、細胞同士の駆け引きがあったのだ。
アラン・チューリングはゲイだったらしいのだが、当時イギリスではゲイが精神病であると考えられていたため、薬物療法を受けさせられ、精神的に不安定になって1954年に自殺したそうだ。
その死の直前にこの「チューリング・パターン」を提唱したのだが、当時は数学的に証明しただけで、物的証拠がないという事で全く評価されなかったようだ。
ところが1995年になって、日本の近藤滋という研究者がタテジマキンチャクダイの縞模様が成長と共に変化し、その変化の様子が「チューリング・パターン」で予想されるメカニズムとまさに一緒であることを発見した。
この研究成果はタテジマキンチャクダイの写真と共に権威ある科学雑誌「Nature」の表紙でも紹介された事からも、その反響の大きさが分かる。
23年の時を経て、チューリングの概念が現実の生態系の中でようやく証明されたのだ。
自然との一体感を感じる瞬間。
ダイビングでは「安全停止」と言って、必ず海から上がる前に-5mぐらいのところで一旦停止して、しばらくその場に留まらなければならない。
ダイビング中に体内に溜め込んだ窒素を抜くためだ。
この「安全停止」、魚影が濃く、ゆっくり水底で遊べるような浅い場所で行うのなら良いのだが、何も無い青一色の中層で行う場合は地獄だ。
-5mの水深をキープしながら退屈と戦い、ただ時間が過ぎるのをひたすら待ち続ける。
一湊の「漁礁」と呼ばれるダイビングポイントでは水面下-5mぐらいのところにツバメウオという魚の群がりが見られる。
時間によってその数に増減があるのだが、最大で200-300匹の群れとなる事もある。
必ずこの漁礁の上層-5mぐらいの水深で群れ、あまり動くことなく海の揺れや流れに身を任し、皆同じ方向を向いたままじっとしている。
なのでこのポイントでは、退屈な「安全停止」中も僕らを飽きさせることなく楽しませてくれる。
ツバメウオたちにはあまり警戒心がないので、近寄っても逃げることなく、ひたすら一定方向を向きながら佇み続ける。
僕も同じ方向を向いてその群れの中に加わってみた。
ツバメウオたちと同じ方向を向きながらただボーと水中に浮いている時の自然との一体感や気持ち良さは言葉や文章に表すのは難しい。。。
愛のダンス!
僕は昔からヘビギンポの仲間が好きで、特別な愛情を持って接してきた。
ヘビギンポはスノーケリングでも観察できるような極めて浅い水深で見られるため、タンクの残圧を気にすることなくのんびりとその生態を観察できるのがいい。
ヘビギンポの仲間のオスは繁殖期、いつもと違う派手な体色に変わりメスに求愛する。
これを興奮色(婚姻色)と呼んでいるのだが、その色彩は種類によってそれぞれ異なるため、この興奮色で、ある程度種類が特定できる。
北から南までかなり広い範囲で見られ、日本で最も多く見られるヘビギンポの興奮色は「黒」。
このヘビギンポは温帯域では7月頃、伊豆諸島では4月頃が繁殖期なのだが、屋久島では年が明けて間もなくすると繁殖期に突入する。
繁殖期は各オスが一定の間隔でテリトリーとなる産卵床を持ち、お互いを牽制し合いながらメスが近寄ってくるのを待つ。
たまにオス同士の小競り合いも見られるのだが、これがかなり激しい。
そしてメスが近くに寄ってくると、すべてのオスが一斉に求愛を始める。
その場でピョンピョン飛び跳ねたり、グルグルまわったり。
カエルのように口を大きく開けて、何かを叫んでいるような行動も求愛のひとつだろうか?
いずれにしても興奮している様子は誰が見ても一目瞭然だ。
メスは1ヶ所、気に入ったオスの産卵床に入り込んで、早速産卵を始めるのだが、この時、周りのオスの反応も凄まじいものがある。
フラレてもなお諦めない。
相変わらず、求愛のダンスを踊り、こっちに来るように誘いをかけていた。
メスが丁寧に卵を産み付けている間、オスはその周囲を興奮しながら飛びまわり、たまに精子をかける。
僕はその瞬間を狙ってひたすらシャッターを切り続ける。
ポルカドット
縞模様、水玉模様、市松模様、唐草模様・・・
世の中には様々なデザインが存在するが、こうした定番と言われるものの多くは自然界にある文様(pattern)がその源になっている。
実際フィールドに出てみると、自然界にはいろいろな文様が見られる。
海の中はその宝庫で、そこはさながらデザイン博覧会だ。
美術館もなければ、有名な建築物も見ることができない屋久島のような離島では、海に潜りながら日々感性を磨く。
海の中には「水玉模様」をあしらった魚はとても多い。
ミナミハコフグやチョウチョウコショウダイなどイサキの仲間、そしてこのユカタハタもその代表格だ。
例を挙げたら切がない。
こうした斑点模様は食物連鎖の下位に位置する生き物だと目玉の位置を分からなくして幻惑させるための模様だとか言われたりするが、捕食魚であるユカタハタの場合はどうなのだろうか?
この「水玉模様」は英語ではポルカドット(Polka dot)という。
ポルカというのはチェコ語で”ポーランド風の”という意味らしい。
チェコの西部にあるボヘミア地方はポーランドと隣接しているため、チェコの人たちはボヘミア地方の文化・風俗を「ポルカ(ポーランド風)」と呼んだそうだ。
そのボヘミア地方で作られる染め物に水玉模様がよく使われ、これを「polka dot(ポーランド風の点々)」と呼んだのが最初らしい。
恥じらいを忘れた女性は強い!
屋久島はコブシメ・アイランドだ。
至る所に産卵床となるウスサザナミサンゴの群落があり、繁殖最盛期の5月初旬には数十匹の雌雄が集まり、大産卵ショーが繰り広げられる。
繁殖期は年明けと共に始まり、水温が急激に上昇する初夏までそれは続く。
繁殖が始まったばかりの頃のウスサザナミサンゴの上には雌雄1ペアと取り巻きのオスが4-5匹という少なめの構成。
繁殖最盛期になると産卵中のメスには触れそうなくらい至近距離まで近づいて観察できるのだが、この時期の新妻はもの凄くシャイだ。
写真を撮るためにしばらくサンゴの近くで粘っていると、なかなか産卵に寄って来ない上に、産卵にやって来てもさっさと卵を産み着けると、すぐに恥らいながら(?)逃げてしまう。
それが繁殖最盛期になると堂々としたもので、僕らダイバーをまったく避けることなく、産卵という目的を果たすために真っ直ぐにウスサザナミサンゴに寄ってくる。
産卵中もお客さんと一緒に囲んでそれを観察していても、何も気にする様子も無く、しっかり卵を産み着け、ダイバーの真横をゆっくりすり抜けて去っていく。
つまり産卵が盛んになってくればくるほど、警戒心がどんどん薄れてくるわけなのだが、これははたから見ると娘の頃には持っていた恥じらいの気持ちを忘れ、結婚生活に慣れ切ったおばちゃんのようでなんか面白い。







